ストリートファイター6は2023年6月2日に発売となりますが、ストリートファイター5より要求スペックが上がっています。
これまでPCでスト5をプレイしていた人もグラフィックボードを新調が求められます。
ゲーム本体だけでなく、グラフィックボードは4~6万円ほどなので大きな出費になります。
単身世帯の食費一ヶ月分以上の出費なので失敗したくはないでしょう。
ギリギリのスペックのものを買ってしまいグラボを買い直すことさらに大きな損失です。
私もこれまでGTX1050でスト5をプレイしてきましたが、スペックが足りないため新調必要です。
この記事ではスト6に最適なグラボを自分のためにも徹底調査しましたので、失敗したくない人は是非参考にしてください。
目次
そもそもグラフィックボードとは?
グラフィックボードとは画像処理の計算をするGPUが搭載された電子基盤になります。
PCでには様々な計算をして動いていますが、その役割は通常CPUが担っています。
CPUは様々な処理ができるのですが、3Dの画像処理という特殊な計算はそこまで早くないです。
一方GPUは汎用的な処理ができない代わりに3Dの画像処理に特化しています。
この機能はAIの学習などにも使われる強力な計算能力担っています。
近年のCPUは内蔵GPUといって小型のGPUを内蔵した設計となっていますが、グラフィックボードに搭載されるGPU比べると性能が劣ります。
CPU内蔵GPUはグラフィックボードのGPUに比べ10倍程度性能が低いため最新のストリートファイター6などの3Dゲームをプレイするにはどうしてもグラフィックボードが必要になります。
グラフィックボードを選ぶときのに重要なのポイントはGPUの種類、GPUメモリ、冷却方法、接続規格、出力ポート、補助電源の要否、メーカーになります。
個別に解説してい来ます。
GPUの種類
GPUの種類はグラフィックボード選びで最も重要です。
なぜなら、3D処理の計算能力はGPUで決まり、3Dゲームを
代表的なGPUとしてNvidiaが設計しているGeForceブランドとAMDが設計しているRadeonブランドがあります。
それぞれ次のような特徴があります。
GeForceのGPU
GeForceはグラフィックボードのシェアの7割を締めています。
豊富なラインナップが特徴です。
光の反射をリアルタイムで描画するレイトレーシング技術が強いのも特徴です。
型番名でRTX〇〇などの名前がついていると思いますが初めて見る人は面を食らうと思います。
下記のようなルールになっていますので覚えておきましょう。
RadeonのGPU
RadeonはnVidiaよりもシェアが低いですが、ミドルクラスの性能ではコスパが良いことが特徴です。
ストリートファイター6用のグラボを検討する場合はRadeonのほうが安い場合が多いはずです。
GPUスペックの計測方法
GPUの性能はベンチマークソフトで評価できます。
ベンチマーク評価ソフトもいくつかありますが、その中でも3D mark sky driverはよく使われます。
Steamで配信されており、使いやすいベンチマークソフトとなっています。
グラフィックメモリ
グラフィクメモリとはグラフィックボードに搭載されたGPUの計算データ保持するために使うメモリです。
ゲームの種類によって必要な容量があるので、それを満たしたグラフィックボードを選ぶ必要があります。
冷却方法
冷却にはヒートシンクのみ、空冷ファン付き2種類がメインです。
ヒートシンクのみは冷却能力が弱いので、GPUの温度が高くなりがちです。
多少音がしますが、GPUの温度が高いままだと寿命が短くなるリスクがあるの価格や性能にあまり差がなければ、空冷ファン付きがおすすめです。
冷却能力と静音性の両立をしたい場合水冷に改造すると言う手段もあります。
かなり、高価になるので余裕のある人で静音性を追求したい方のみ試してみてください。
接続規格
現在のグラフィックボードはほとんどPCI-Expressのみになります。
グラフィックボードを新調する場合は今使っているグラフィックボードの接続規格を確認してください。
ほとんどの場合は問題ないですが、あなたのPCがとても古い場合は旧規格のAGP接続のかもしれません。
その場合はPCごとの買い替えも検討したほうが良いです。
出力ポートの種類
ディスプレーへの出力ポートについてはHDMI、VGA、dispryportが代表的な形式です。
ゲームをプレイするときはできればデュアルディスプレーが良いです。
隣の画面で攻略情報を出しつつ、ゲームプレイができるからです。
大抵のグラフィックボードは2つ以上の出力ポートを持っていますが、自分が持っているディスプレーに対応した出力ポート があるかは確認が必要です。
格闘ゲームに適したディスプレーの選び方についてはこちらの記事を参考にしてください。
補助電源の要否
グラフィックボードは種類によっては消費電力が多いため、補助電源の接続が必要な場合があります。
できれば簡単に接続できる補助電源なしのタイプを選びたいです。
補助電源が必要なグラフィックボードの場合6ピン、と8ピンの2種類があります。
6ピンは最大75W、8ピンは最大150Wまで給電することができます。
対応するピンの電源コードマザーボードから供給する必要があります。
場合によっては補助電源コードを増設する必要があるので、その方法についてはこちらを確認ください。
メーカー
ここで言うメーカーとはASUS、MISやGIGABYTEなどグラフィックボードを製造しているメーカのことを指します。
各社はGPUのチップを仕入れて一つのボードに組み立てることで、
メーカによって組み立て品質や部材選定基準が異なるため、市場での故障率異なります。
グラフィックボードでの詳細なデータはありませんが、
しかし、大きく気にすることは内容でどこのメーカーも2~4%と大きな差はないです
ドイツの小売業者Mindfactory.deのデータ集計によると同じGPUチップでのメーカーごとの故障率の差が出ています。
メーカー | 販売数量 | 故障数 | 故障率 |
Gainward | 4050 | 107 | 2.6% |
Gigabyte | 16870 | 349 | 2.1% |
KFA2 | 20040 | 374 | 1.9% |
MSI | 28680 | 570 | 2.0% |
Palit | 4010 | 166 | 4.1% |
PNY | 460 | 8 | 1.7% |
Zotac | 2170 | 34 | 1.6% |
残念ながら日本の統計データはありませんでしたが、国内で販売しているメーカもあるため参考になります。
このデータからするとZotacの故障率が最も低いようです。
日本国内でも販売しているので、同程度の値段なら購入して良いメーカーになります。
スト6に必要なグラフィックボードのスペックは?
スト6に必要なのグラフィックボードのスペックはβテストで下記のように示されました。
必要動作環境 | 推奨動作環境 | |
GPU Gforce | GTX1060 | RTX2070 |
GPU Radeon | RX 580 | RX 5700XT |
VRAM | 4GB以上 | 6GB |
3D mark sky drivr | 4200 | 9400程度 |
快適にプレイをしたいなら推奨環境以上をおすすめします。
推奨環境ではグラフィックボードの中でもミドルレンジのものが必要になってくるようです。
現在のグラフィックボードの確認方法
本当に新調すべきかは今使っているグラフィックボードの性能を確認してからのほうが良いです。
3D markのベンチマークで点数を確認してみましょう。
5000以上となればまずは買わないのもありかもしれないです。
スト6をプレイしてみて不満が出てきたら買い替えを検討しましょう。
スト6におすすめのグラフィックボード
スト6に推奨環境としては3Dmarkで9400程度のスペックのグラフィックボードです。
しかし、推奨されているグラフィックボードは実は前の世代の型落ちのため手に入りづらい状況です。
現在の世代のものから選ぶとGeforceRTX3060やRadeon RX 6600 XTが候補になります。
下の表に価格ドットコムで推奨スペック、必要スペックちょい上のグラフィックボードを整理しました。
MSI,Gigabyte,Zotacの中で最も安いメーカーを自動で抽出しています。
ブランド | 種類 | URL | ||
---|---|---|---|---|
GeForce | RTX 3060 | 8867 | ¥49,800 | https://kakaku.com/item/K0001334055/ |
Radeon | RX 6600 XT | 9698 | #N/A | |
GeForce | RTX2070 | 9160 | ||
Radeon | RX 5700XT | 9335 | ||
GeForce | RTX 3050 | 6278 | #N/A | |
Radeon | RX 6500 XT | 4975 | ¥23,480 | https://kakaku.com/item/K0001417254/ |
GeForce | GTX 1060 | 4210 | ||
Radeon | RX 580 | 4355 |
グラフィックボードの失敗しない買い方
GPUは同じ製品でも実は価格変動が激しい商品になります。
タイミングを間違えると割高で買うことになります。
そこで、価格ドットコムの値下がりお知らせメールがおすすめです。
RTX3060のグラフィックボードの値段が下がったタイミングでメールでお知らせしてくれます。
MSI,GiGAbite,Zotacの3メーカーの製品を通知に入れておいて、納得できる価格まで下がったタイミングで購入すればよいです。
推奨されている前世代のグラフィックボードを買う場合は中古品で揃えるのが良いです。
なれていない人はメルカリやヤフオクなどのサービスではなく、ドスパラなどの中古を扱っている店舗で揃えるのが良いです。
RTX2070の中古品が4万円程度で入手できます。
グラフィックボードの交換方法
グラフィックボードの交換をやったことない方もいるかも知れませんが、意外と簡単にできます。
まずは今ついているグラフィックボードをPCIexpressから取り外します。
補助電源がついている場合はそれま外しましょう。
次に新しいグラフィックボードを指します。
さらにグラフィックボードのドライバをインストールします。
ドライバーがない状態でもディスプレーは表示されますが、3D性能は発揮できない状態担っています。
ドライバーは付属のCDかメーカーHPからダウンロードで入手します。
PCごとの買い替えも検討に入れよう
グラフィックボードだけではなく、CPUやメモリも必要スペックに満たないような場合はPCの買い替えを検討したほうが良いかもしれないです。
すべての部品を交換するとかえって高く付きます。
昔は自作のPCの方が安い時代もありましたが、メーカーのBTO品のほうが割安です。
マウスコンピュータやデルなどのサイトで推奨スペックを満たすPCを購入したほうが良いです。
まとめ
この記事ではグラフィックボードの選び方について解説しました。
スト6はスト5に比べ要求スペックが格段に上がっています。
その環境を揃えるのは非常に高価です。
ぜひ後悔しないグラボ選びができることを願います。