ネット回線

PS4がラグい原因と快適に遊ぶための改善方法とは?

PS4でせっかくオンラインゲームを楽しもうと思ったのにラグがヒドくてイライラした経験はありませんか。

ラグが発生するすると自分はもちろん一緒にプレイする他の人にも迷惑をかけてしまうことがあります。

できればラグのない状態で快適にプレイしたいものですが、ラグの原因にはどんなものがあるのでしょうか。

今回の記事では、PS4がラグくなる原因と快適に遊ぶための改善方法を解説していきます。

PS4がラグくなる原因

PS4がラグくなる原因として考えられるのは以下の3点です。

PS4がラグくなる原因

  • ネット回線の回線速度やPing値が原因
  • PS4本体が原因
  • ゲームサーバが原因

では、それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

ネット回線の回線速度やPing値が原因

オンラインゲームをプレイするために使用しているネット回線のスペックに問題がある可能性が考えられます。

例えば、回線速度が遅いとゲームのロードに時間がかかってストレスが溜まってしまいますし、Ping値が高すぎるとラグが起きやすくなります。一般的にオンラインゲームを快適にプレイする上では、30Mbps程度があれば十分と言われています。

しかし、Wi-Fiやモバイル回線などを使っている場合、十分な通信速度やPing値になっておらず快適なネット環境でプレイできないことがあります。

PS4のWi-Fiが遅いなと思っている方はこの記事を参考にしてください。

PS4本体が原因

ネット回線だけでなくPS4本体にも原因が考えられます。主にソフト面とハード面の両方において、ゲーム操作などが重たくなる原因があります。

例えば、バックグラウンドでゲームのダウンロードやアップデートが行われていたり、PS4内の設定に問題があったりなどが考えられます。

ハード面においても、HDDの容量不足や内部パーツの故障などが考えられます。PS4本体が原因でラグが発生している場合の改善方法についても下記で解説していくので参考にしてみてください。

ゲームサーバが原因

ネット回線やゲーム機本体だけでなく、オンラインゲームを提供しているゲームサーバに問題があるケースも考えられます。ゲームサーバに何らかの障害が発生していると、ラグが生じて快適にプレイすることが難しくなるでしょう。

ただ、ゲームサーバに問題が発生している場合、自分で解決することはできず基本的に復旧を待つしかありません。なので、ゲームタイトルの公式サイトやTwitterなどから障害に関する情報を確認して状況を掴んでみてください。

また、ゲームのタイトルによってはプレイステーションネットワーク(PSN)を使っている場合もあります。PSNのがおかしい場合はヤフーリアルタイム検索(https://search.yahoo.co.jp/realtime/search/PSN%E9%9A%9C%E5%AE%B3/)を参照すると原因がわかるはずです。

PS4のラグへの改善方法

では、PS4のラグを改善する方法を解説していきます。

使用しているネット環境やPS4本体における改善方法を詳しく見ていきましょう。

通信速度やPing値の改善方法

通信速度やPing値を改善するためのポイントとしては以下の4点が挙げられます。

通信速度やPing値の改善方法

  • Ping値の調べ方と目安のPing値
  • ネット回線プロバイダの変更する
  • ルーターを再起動する
  • ルータを新しく交換する

では、1つずつどのような方法なのか詳しく見ていきましょう。

Ping値の調べ方と目安のPing値

PS4でラグが生じる最も大きな原因として考えられるのが「Ping値」です。

Ping値は、PS4の操作に対するレスポンス速度のことで、Ping値が高いと反応が悪くラグが生じてしまいます。

PIng値については通信速度計測サイトで調べることができます。

上記のサイトから今お使いのネット回線のPing値を計測してみてください。

ちなみにPS4を快適にプレイするためにはPing値が「30ms以下」であることが重要です。

20ms以下、10ms以下になってくるとラグがほぼ起きない快適なプレイ環境でPS4が楽しめるでしょう。

ネット回線プロバイダの変更する

使用しているネット回線自体を乗り換えるのが難しい場合には、プロバイダを変更するという手段もあります。

同じネット回線でもプロバイダによって通信速度が異なると言われており、通信速度計測サイトでも通信速度に優れるプロバイダと、そうではないプロバイダで分かれています。

そのため、プロバイダを変更することでで通信速度を改善し、PS4のプレイ環境をより快適にすることができると考えられます。

ルーターを再起動する

ルーターなどの使用機器の不具合でネット回線の調子が悪くなっている可能性も考えられます。そのような際は、一度ルーターの電源を落として、再起動してから様子を伺ってみてください。

不具合が生じているときでも、再起動をすれば問題がなくなっている可能性もあります。ネット回線の調子が悪いと感じた際は、使っている機器の再起動によって対処してみてください。

ルーターを新しく交換する

使用しているルーターのスペックが低かったり、故障していたりしている可能性も考えられます。

いくら通信速度に優れるネット回線を利用していても、PS4と接続しているルーターのスペックが低ければ、そのポテンシャルを引き出すことはできません。

ルーターのスペックが低く、ラグが起きている場合には、十分なスペックを持った新しいルーターに交換しましょう。

また、無線接続でも有線接続のような安定感を実現する「ゲーミングルーター」といった商品もあります。

Wi-Fiから有線LANへの変更する

オンライン接続の安定性を考えると、PS4の接続方法はWi-Fiよりも「有線LAN」がおすすめです。

やはり無線(WI-Fi)接続だと、ルーターとPS4の位置関係や障害物、電波状況によって接続が不安定になる可能性があるでしょう。

LANケーブルを使った有線接続であれば、接続が安定しますし、ラグも起きにくくなるので、より快適にゲームをプレイすることができます。

PS4のWi-Fi接続から有線に変更したい場合はこの記事を参考にしてください。

IPv4 over IPv6での接続オプションを適用する

ネット回線の通信速度やPing値が原因でラグが生じている場合には、接続方式が原因になっている可能性があります。光回線をお使いの方で接続方式が「IPv4」のままになっていると、混雑する時間帯での通信速度が低下してしまいます。

「IPv4 over IPv6」に切り替えれば、利用者の増加する時間帯でも安定した高速通信を維持することができるので、ラグを防止してプレイ環境を改善することができるでしょう。

「IPv4 over IPv6」について詳しく知りたい方はこの記事を参考にしてください。

光回線によって「IPv4 over IPv6」が標準装備(無料)または有料と分かれているので、お使いのサービスのオプション内容をチェックしてみてください。

 

PS4本体が原因のラグへの改善方法

PS4本体が原因でラグが発生している場合の改善方法について解説していきます。

主な改善方法としては以下の5つです。

ポイント

  • ストレージ交換やデータ削除で空き容量に余裕をもたせる
  • MUT値を設定して回線速度を改善する
  • HDMI機器制御を無効にする
  • データベースの再構築をする
  • 排熱口の掃除して発熱を抑える

では、それぞれの改善方法について詳しく見ていきましょう。

ストレージ交換やデータ削除で空き容量に余裕をもたせる

PS4本体のストレージ容量の空きが少なくなると動作が重たくなるため、適宜データを整理するようにしてください。本体内蔵のHDDにはゲームデータだけでなく、システムなどもインストールされているため、正常な動作が難しくなってしまうでしょう。

ストレージを交換して容量を増やすか不要なデータを削除して空き容量に余裕を持たせて、スムーズに動作ができる環境を整えてみてください。

また、交換するなら思い切ってHDDではなくSSDに変更することをおすすめします。SSDはHDDより高速なので、ゲームの起動やロード時間が短くなります。SSDへの交換方法はElecomの記事「Vol.25 PS4®の内蔵ドライブをSSDに換装して高速化しよう!」を参考にすると良いです。

MUT値を設定して回線速度を改善する

「MUT値」とは「1回の転送で送信できるデータの最大値を示す単位」のことを指します。PS4では、このMUT値を設定から変更することができます。

初期状態ではPS4のMTU値は「1,500バイト」に設定されているのですが、ほとんどのネット回線ではMTUが1,500バイト以下に設定されているため、余計な時間がかかってしまいラグの原因となります。なので、PS4側でMTU値をお使いのネット回線の設定にまで下げることでPing値や通信速度を改善することができるでしょう。

MTU値の設定変更は下記の手順で行ってください。

  1. ネットワークから「インターネット接続設定」を選択
  2. 「Wi-Fiを使う」または「LANケーブルを使う」を選択
  3. 「カスタム」を選びIPアドレス設定を「自動」にする
  4. DHCPホスト名を「指定しない」を選ぶ
  5. DNS設定の「自動」または「手動」で設定
  6. 「MTU設定」から手動で入力する
  7. 「プロキシサーバー」を使わないを選択

HDMI機器制御を無効にする

PS4の設定で「HDMI機器制御」の項目を無効にするとラグを防止することができます。

設定手順は下記の通りです。

  1. 「設定」→「システム」を選択
  2. 「HDMI機器制御を有効にする」のチェックを外す

データベースの再構築をする

PS4のデータベースが非効率な状態になっていることでラグの原因になっている可能性があるので、データベースを再構築して改善してみてください。

再構築の手順は下記の通りです。

  1. 電源を完全に切る
  2. セーフモードで起動する
  3. コントローラーをケーブルで接続しPSボタンを押す
  4. 画面メニューから「データベースを再構築する」を選択
  5. 「OK」を選択すると再構築が始まる
  6. 本体が再起動される

データベースの再構築を行っても、ゲームデータなどは削除されないので大丈夫です。

排熱口の掃除して発熱を抑える

PS4を使い続ける中で本体の温度が上昇して動作を悪化させるケースがあります。

本体の排熱がうまくいっていない可能性があるので、置き方や収納場所を変えてみるだけでなく、排熱口の掃除して埃などを取り除いてください。

まとめ

PS4でラグが生じる原因と改善方法について解説しました。

ラグが起きると快適にプレイできなくなるだけでなく、ゲームの勝敗にも関わるので、できるだけ防ぎたいですよね。

原因を1つずつ検討しながら明らかにしていき、適切な対処方法で改善をしてみてください。

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